【カモミールジャーマン精油】効果・効能とおすすめアロマ

カモミールジャーマンGerman Chamomile

こんにちは、Riyuです!

今回はカモミールジャーマン精油にまつわるお話。

英語表記が German Chamomile ですが、カタカナで書くとジャーマンカモミール。

インターネットや文献ではどちらの表記もあり、まぎらわしいですが同じ精油のこと。

ここでは「カモミールジャーマン精油」で紹介します。

あなたも肌についての悩みって何かしら。。。ありますよね。

シミ、シワ、乾燥肌、脂性肌、毛穴、たるみなど。

最近は化粧品、ハンドクリーム、シャンプーなどのスキンケア・ヘアケア用品、また入浴剤などにもカミツレ、カモミールという書かれたものをよく見かけます。

カモミールジャーマンの成分の、肌への作用が注目されていますが、そもそもどんなもの?

カモミールジャーマン精油のプロフィール

精油名カモミールジャーマン German Chamomile
学名Matricaria chamomilla (マトリカリア カモミラ)
Matricaria recutita(マトリカリア レクティタ)
科名キク科
主な産地イギリス、エジプト、ドイツ、ハンガリーなど
抽出部位
抽出方法水蒸気蒸留法
主要成分ビサボロールオキサイドA、カマズレン、サボロールオキサイドB、ビサボレンオキサイド、cis-t-ディサイクロエーテル、ファルネセンなど
ノートミドル
印象甘さもあるが、薬草や干し草のようなハーブ調の香り
注意事項キク科やブタクサアレルギーの方、妊娠中の方は避ける。精油は濃い青色なので、衣服などにつかないように注意。

■主要成分について

ビサボロールオキサイドAなどを記載したが、AEAJ日本アロマ環境協会のテキストにはビサボロール誘導体と表記されている。誘導体(英:derivataive)とは、ある有機化合物の分子構造において、その基本の性質を変えないで、小部分の構造上の変化によってできた化合物のことをいう。

■ビタミンC誘導体とは

ビタミンCは分子構造的に壊れやすく不安定なため、肌に吸収されやすい物質として安定化させた改良体のことをいう。

カモミールジャーマン精油の効果・効能

カモミールジャーマン精油をアロマテラピーで、私たちの生活に取り入れると、どんな効果・効能があるのかみていきましょう。

心への効能

  • 鎮静作用:気持ちを落ち着かせる。

体への効能

  • 抗炎症作用:皮膚のかゆみや炎症を抑える。
  • 抗ヒスタミン作用:皮膚のかゆみの原因となるヒスタミンのはたらきを抑え、緩和する。
  • 抗酸化作用:細胞の老化を早める活性酸素による酸化を抑える。(酸化とは肌で言えばシミ・シワなどが増えてしまうこと。)
  • 健胃作用:胃痛、腹痛のときに、粘膜を保護して、胃壁を修復する。消化促進などの作用もある。
  • 抗ウイルス作用:単純ヘルペスウイルス1型に対して、細胞へのウイルスの吸着を防ぐ、抗ウイルス作用が確認されている。
Riyu
Riyu

抗酸化作用、肌を酸化させないようにするにはどうするか。
注目の作用をチェック!

カモミールジャーマンのお話

カモミールジャーマン精油とは?

カモミールジャーマンはヨーロッパ、地中海沿岸、西アジアにひろく分布。

白い花びらに黄色のふくらんだ花芯がある可愛らしい花です。

背丈が20~50cmの一年草で、春に開花しますが、秋に種をまくと二年草となります。


学名は二種類ありますが、Matricaria recutita(マトリカリア レクティタ)の記載が多いです。

属名のMatricaria(マトリカリア)はラテン語で母を意味するMater、あるいは子宮・母体を意味するMtrixからきています。

昔から、婦人病の治療に使われたことが由来のようです。

成熟すると黄色の花芯が盛り上がり、白の花びらが反り返ることから、種小名はrecutita( rectus:直筋、まっすぐ)と呼ばれるようになりました。


英語名のカモミールはといえば、大地のりんご という意味のギリシア語「chamaimelon(カマイメーロン)」からきています。

花の香りやカモミールのハーブティーは、一般的にりんごのように甘くフルーティと言われています。


みなさんはカモミールティーは好きでしょうか。
お湯を入れる前のティーパックは確かに良い香りです。

カモミールティーノンカフェインで、末梢の皮膚温を上昇させ、心拍数の低下によりリラックス作用などがあるので、飲んだことが無い人は一度は試してみたらいいです。

さわやかで甘いりんごのようだと言われますが、好みは人それぞれ。

普段はコーヒー派なのですが、美味しいハーブティーを探索中です。

あなたも好みのカモミールティーやブレンドティが見つかるといいですね。


また、和名はカミツレ

こちらの呼び名のほうがなじみがあるかもしれません。

カミツレはオランダ語のカーミレ(kamille )のスペルから加密列、カミツレとなりました。
他にカモマイルとも呼ばれます。

精油の香りはというと、干し草のような薬のような感じです。

が、その時の体調や心理状態によっても香りの印象は変わります。

どの精油でもよいですが、日を変えて同じ香りを嗅いでみるとよいです。

すると、前は好きでなかった香りが、なぜか惹かれ、心地よく感じることがあります。

それは疲れているときかも。

本能的な感覚を通して、植物の芳香成分がそっと癒そうとしてくれます。


カモミールジャーマン精油の特徴や価格

カモミールジャーマン精油の大きな特徴は、精油の色です。

花の色は白いのですが、精油は「アズレンブルー」と呼ばれる濃い青色

濃い青色は、花を乾燥させて蒸留し、精油を得る過程で、マトリシンという成分が、加熱分解されてカマズレンという芳香成分に変化した色なのです。

また、蒸留して精油を採取するには大量の新鮮な花が必要です。

たくさんの花を採取しても、できる精油はほんのわずかなので(採油量が少ない)、その希少性から精油の価格は高くなってしまいます。

よって、花から精油が蒸留されるカモミールジャーマンも、価格が高めの精油のひとつです。

■参考
生活の木 
1㎖税込1,760円・3㎖税込3,850円(エジプト産)

FINESSENCE(フィネッサンス)
2㎖税込3,520円(ネパール産)

Aroma and Life:インラストリーズ
2㎖税込5,280円(ハンガリー産)

Florihana(フロリハナ)
2.27㎖税込2,860円(フランス、ハンガリー産) など。



精油ブランド、産地、採取した天候などによって、含まれる精油成分は変わります。

また、3㎖以上の容量でも販売されています。

カモミールジャーマン精油は香りが強いので、30㎖の基材(キャリアオイルなど)に対して、1,2滴(0.05㎖~0.1㎖)の少量で十分です。

まずは1~3㎖の容量のものを購入してみるのがよいでしょう。

カモミールジャーマン精油の注目の作用

カモミールジャーマン精油って、ちょっと手を伸ばしにくいなあと感じたかもしれません。

ですが、ここで注目したいのは、精油成分カマズレン抗酸化作用です。

抗酸化物質として知られている α-トコフェロールを上回る抗酸化作用があることが確認され、論文に報告されています。

α-トコフェロールとは?

α-トコフェロールとは、体内において強い抗酸化物質として機能するビタミンEのひとつです。

たとえば種実、油脂、魚、豆類、野菜などの食品に多く含まれていて、アーモンド、ひまわり油、うなぎなどに特に多いとされています。

α-トコフェロールの力を上回るとは、カモミールジャーマン精油の芳香成分、カマズレンの抗酸化作用は覚えておきたいですね!

抗酸化作用とは?

私たちは呼吸して酸素を体内に取り入れています。

その酸素の一部が別の物質とくっつくことで、活性酸素に変わります。

活性酸素は体内で必要な働きをしますが、一方で、バランスが崩れると、活性酸素が過剰になり、体内の正常な細胞を傷つけて酸化させます。

細胞が傷つき酸化すると、老化が進み、がんや生活習慣病などの原因になっていまします。

そこで、活性酸素から健康な細胞を守るため、細胞を酸化させないために抗酸化物質が細胞の身代わりとなり、自らが酸化されます。

すると結果的に細胞が守られ、体は健康な状態を保つことができます。

過剰な活性酸素が増える要因は、紫外線、放射線、大気汚染、ストレス、たばこ、酸化された物質の摂取、過度な運動などです。

活性酸素を必要以上に増やさないように、バランスの良い食事をとる適度な運動をする十分な睡眠をとる

よく言われていることですが、そのような意識を持っているか。。。普段の生活を思い出してみましょう。


そしてストレス緩和のために、簡単なアロマテラピーを生活に取り入れるだけでも、香りのちからが私たちの心身にやさしく作用するということも覚えておきましょう。

また、カマズレンは、単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)に対する抗ウイルス活性を調査した論文があります。

単純ヘルペスウイルス1型はたとえば、口の角に痛みのある小さな水ぶくれを作ったりします。
(単純ヘルペスウイルス1型は皮膚、口、唇、目に、2型は性器などにできる。)

プラーク形成(プラーク:細胞培養の中でウイルスが細胞を死滅させたときの跡、広がりのこと)を大幅に阻害して、細胞にウイルスが吸着することを防ぐという、抗ウイルス作用が確認されています。

次に芳香成分のビサボロール誘導体の作用です。

ビサボロールオキサイドA、ビサボロールオキサイドB、ビサボレンオキサイドなどの成分があります。

作用としては抗炎症、抗潰瘍かいよう作用があり、胃の粘膜を保護して、胃壁を修復すると言われています。

■参考
同じキク科のカモミールローマンについて。

白い花びらで黄色の花芯が平たく、一重や八重の品種もあります。
カモミールローマン精油の香りは、カモミールジャーマン精油とは異なり、「りんごのような甘酸っぱさ」があります。ということで、個人的にはカモミールローマン精油のほうが香りがよいと思います。

カモミールジャーマン精油のおすすめの使い方

しみ、しわケアのハンド&ボディクリーム

お肌のしみ、しわ、などに効果的とされる、ゼラニウム精油フランキンセンス精油もあわせて、ハンド&ボディクリームを作ってみましょう。

ゼラニウム精油はローズ調で、フランキンセンス精油は少しレモン似た香り。

そこにカモミールジャーマン精油の抗炎症作用を取り入れた、よくばりなソフトタイプのクリーム。

みつろうは電子レンジで溶けます!

ハンド・ボディクリーム
<材料>

・ゼラニウム精油 2滴
・フランキンセンス精油 2滴
・カモミールジャーマン精油 1滴

・ホホバ油 28㎖
・みつろう 2g
・クリーム容器
・ラベルシール、ビーカー、かくはん棒、デジタルスケール

<作り方>

①みつろうをデジタルスケールなどで2g計る。
②ビーカーにホホバ油を28㎖入れる。
③ホホバ油が入ったビーカーにみつろうを加え、電子レンジで30秒~1分位加熱する。みつろうが溶けているか、様子を見ながら調整する。
④ビーカーを取り出し、溶け残りのみつろうをかくはん棒でよく混ぜて溶かす。
粗熱がとれたところで、精油を慎重に一滴ずつ入れてさらによく混ぜる。
⑥クリーム容器に流して固まれば、完成!
ラベルシールに作成日・精油名など記入し貼る。

※希釈濃度0.8%のハンド・ボディ用のクリームです。

乾燥で肌がかゆい、かさつくときのオイル

空気が乾燥すると、肌がかさつき、ついかいてしまい、かゆみがひろがることありますよね。

かゆみがひどくなる前の予防にしたり、肌が荒れてるなあと感じたときのトリートメントオイル。

肌への浸透がよいマカデミアナッツ油を使って、保湿し肌をやわらかくしてあげましょう。

もちろん、かゆみがひどいときは、皮膚科の受診が優先です。

トリートメントオイル
<材料>

・ゼラニウム精油 2滴
・ラベンダー精油 2滴(またはローズオットー精油/ネロリ精油 2滴)
・カモミールジャーマン精油 1滴
・マカデミアナッツ油 30㎖

・保管ガラス容器
・ラベルシール、ビーカー、かくはん棒


<作り方>

①ビーカーにマカデミアナッツ油を入れ、精油を慎重に一滴ずつ入れる。
②ガラス棒のようなかくはん棒でよく混ぜ、保管ガラス容器に移す。
③ラベルシールに作成日、精油名など記入して貼る。

※希釈濃度1%のハンド・ボディ用のトリートメントオイル。

■ 手作りスプレー・トリートメントオイルを作るときの注意 ■
アロマテラピーとは? 
◉『精油(エッセンシャルオイル)』と書かれたものを用意。

精油は直接 肌につけない。
異常を感じた場合は使用を中止し、医療機関に受診する。
水分を含むものは1~2週間、水分を含まない植物油などは約1~2ヶ月で使い切る。
保管容器は遮光性のガラス製がベスト。
希釈濃度はフェイス:0.1~0.5%以下、ボディ:1%以下が目安。

<基材の量×濃度÷精油1滴の量=精油の必要滴数> 
たとえば、50㎖×0.01÷0.05=10滴。(精油1滴の量は0.05㎖として計算)
肌タイプや体調に合わせ、低い濃度で始めるほうがよい。

精油にはプラスチックを溶かすリモネンなどの芳香成分が含まれているものがある。
ガラス製保管容器が一番だが、アロマスプレーなどはプラスチック製品のほうが扱いやすい。
精油専門店の生活の木PET,PPのプラスチック製品は、薬品耐性が表示されているのでオススメ。100均などのプラスチック製品は避け、他社製品でも遮光性と、PET,PPなどの表記を確認する。

ブレンドの相性

カモミールジャーマン精油の香りはハーバル系、薬草のような香りが強めです。

他の精油の香りを消してしまわないように、少量のブレンドを忘れずに。


■柑橘系(シトラス)系
レモン、ベルガモット、グレープフルーツ、オレンジスイート

■フローラル系
イランイラン、ネロリ

■ハーブ系
ゼラニウム、ラベンダー

■樹脂系
フランキンセンスなど

カモミールジャーマン精油のまとめ

  • 皮膚への作用が注目され、抗炎症作用、抗ウイルス作用、抗酸化作用、抗ヒスタミン作用などががある。
  • カミツレ、カモマイルという名前でも知られ、スキンケア用品やヘアケア、入浴剤などいろいろな商品に使われている。
  • 精油はアズレンブルーと言われる濃い青色で、芳香成分のカマズレンによるもの。
  • 精油の香りはハーバル系と言われ、薬のような印象。
  • 生花や乾燥させた花のカモミールティーはりんごのような香り、ハーブティーとして有名。
  • 香りは強めなので、他の精油の香りを消さないように少量ずつ使用する。
  • 妊娠中の方、キク科やブタクサアレルギーを持つ方は使用しない。

ハーブティーにしてもスキンケアにしても、カモミールジャーマンは抗酸化作用があり、抗炎症作用があることが特徴です。

あたたかいカモミールティーでリラックスしたり、カモミールジャーマン精油の効能をうまく活かしてスキンケアに役立たせたいですね。

■今までは精油の使用において、事前にパッチテストがすすめられてきました。

しかし、個人でパッチテストをするのは現実的ではなく、長時間トリートメントオイルで薄めた精油が肌に接触することで、アレルギー症状を引き起こす可能性もあります。

AEAJ日本アロマ環境協会は、まず既定より低い希釈濃度で試すようにと、使用法について変更しています。(2020.4~)

手作りアロマ化粧品を作るときは、肌の状態や体調に合わせて、低い濃度から始めましょう。

ささやまビーファーム

兵庫県篠山市にある、はちみつや精油、アロマスプレーなど化粧品販売のお店。
クロモジ、和ハッカ、ジャーマンカモミール、ローズマリー、レモングラス、メリッサ(レモンバーム)の6種の芳香蒸留水から3本選べるお得なセット。

自家製の国産であり、合成保存料は使用していない。 
グリセリンを入れて保湿化粧水として使ったり、ディフューザーに使ったりなど。
また、手作りのスキンケア用アロマスプレーを作るときに、水替わりに使ってもよい。

■芳香蒸留水とは

水蒸気蒸留法によって、精油を抽出する際にできる副産物で、わずかに香りが含まれた芳香水のこと。
フローラルウォーター、ハーバルウォーター、ハイドロゾル、エッセンシャルウォーターのような名称で紹介されることもあります。

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