
はじめての方でも簡単にできる、アロマスプレーの作り方(50㎖)を紹介します。
すぐに完成、すぐに使える。
実はアロマスプレーって、自宅で間単に作れるんです。
好きな香りや数種類の香りをブレンドして、オリジナルのアロマスプレーを作ってみましょう。
アロマスプレー作りには精油とビーカー、無水エタノール、スプレーボトル容器、水、混ぜるもの(割りばしなど)があれば作れます。
数本の精油やエタノール、道具をそろえる必要がありますが、すぐに消費してしまうわけではないので、何度もアロマスプレーが作れますよ。
好きな香りのルームスプレーを自分で作れるって、ワクワクしますね!
アロマのことがはじめての方やもっと詳しく知りたい方は、アロマテラピーとは?をぜひ参考にしてください。
【すぐにできる!】アロマスプレーの作り方 (50㎖)

気分が乗らないとき、リフレッシュしたいときにアロマのスプレーを部屋に吹きかけてみましょう。
今回のアロマルームスプレーは希釈濃度は2%になっています。
肌に直接つけないでくださいね。
【 アロマスプレーの作り方 (約50㎖) 】
【必要な道具】
- 精油・・・合計 20滴 (好きな精油を3~5 種類)
- 無水エタノール・・・5㎖
- 水(精製水)・・・45 ㎖
- 目盛りつきビーカー、かくはん棒
- 遮光性スプレー容器、ラベルシール
【手順】
1. ビーカーに無水エタノールを5㎖ 入れる。
2. 精油を一滴ずつ加えて、よく混ぜる。
3. 水を45㎖ 加えて、さらに混ぜる。
4. 遮光性スプレー容器にうつし、よく振る。
5. ラベルシールに作成日や精油名を記入して、貼る。
かくはん棒は割りばしでもOKです。
順に混ぜて、容器にうつす。これで、できあがり!
アロマスプレーは精油とエタノール、水を混ぜるだけなので、焦らず落ち着いて作ってみましょう♪
容器の口を閉めたら、使う前によく振ってください。
おしゃれなラベルシールを貼れば感じもよくなり、世界にひとつのオリジナルアロマスプレーが完成です。
あとは、注意点を確認しましょう。
【注意点と道具のお手入れ】
- 無水エタノールに精油をとかす。(精油は水にほとんど溶けない)
- 冷暗所に置き、約2週間程度で使い切る。
- 精油は直接、肌につかないようにする。
- 保存料などを使用しないので、手指や道具は清潔にして製作する。
- 空になったスプレーは中性洗剤で洗ったあと、煮沸消毒する、またはアルコール消毒して保管する。
アロマスプレーは簡単に作れますが、注意点もあります。
精油は引火性があり、また直接肌につけてはいけません。
精油の扱い方や注意事項をくわしく解説してありますので、ぜひこちらも読んで参考にしてください。
手作りアロマスプレーに必要な道具

自分が選んだ好きな香りを合わせて作る、オリジナルのアロマスプレー。
自宅でアロマスプレーを作るときに、必要な道具をくわしく見ていきましょう。
ディフューザーだけでアロマを楽しんでいた人も、アロマスプレーを作ることで世界がひろがります。
精油(エッセンシャルオイル)
まずは、天然の精油について。
植物から作られた100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を選びます。
精油は実際の香りを確認するのがよいですが、信頼できるブランドのネット購入もいいでしょう。
まずはなじみのある香りから、試してみるとよいですね。
また、購入の前に精油の効能や注意点も確認してみましょう。
精油の選び方のコツ
人気のあるラベンダーや、すでに香りを知っている柑橘系のオレンジスイート、グレープフルーツ、レモンなどは香りが予想できるので、オンラインショップでも購入しやすいですね。
ヒノキ科のサイプレスやジュニパーベリーは樹木系なので、スーッとした感じ。
また、ジャスミン、ローズなども、親しみがあり、華やかな香りが想像できます。
精油の選び方は、まずは好きだなと思う香りを選ぶこと。
アロマスプレーは好きな香り1種類だけで作ってみてもいいし、数種類ブレンドしてもいい。
作ったものは自分だけのオリジナルになるので、愛着がわきます。
効能が気になる精油をチェックする。
また、同時に精油の禁忌や注意点を確認しましょう。
そして、はじめは3~5本の少量の精油を購入しましょう。
ちなみに柑橘系精油は揮発しやすく、使用期限は約6ヵ月です。
精油ブランドによって、同じ種類の精油でも香りが少し異なる。
生産地の土壌や気候、植物の生育状況によって、香りに多少の違いが出てきます。
また、精油を購入する際は、精油のブランド名だけでなく、生産地や、オーガニックへのこだわり、認定機関の品質認証なども、選ぶときのチェックポイントです。
おすすめの精油セット
■精油 3本セット
ラベンダー、ティートリー、オレンジスイート 各3㎖
代表的な精油の3本セットになっています。
少量タイプなので、気軽に試しやすいですね。
10種類の精油が試せる検定用セットを利用する!
■エッセンシャルオイル入門セット 1級対応 10本セット
- クラリセージ、グレープフルーツ、サンダルウッド、イランイラン、ジュニパーベリー、ベルガモット、スイートマジョラム、レモングラス 各1.2㎖
- ネロリ、ローマンカモミール 各0.2㎖
- ムエット、スポイト付。
1.2㎖ずつのセットで、0.2㎖はネロリとローマンカモミール。
1級と2級対応で精油の種類が異なるので、まずは気になるほうを選んでみるとよいですね。
私がアロマテラピー検定1級を受験するときにも購入しました。
香りテストの試験範囲1級と2級の精油なので、いずれアロマテラピー検定に挑戦したい方にもオススメ。
■エッセンシャルオイル入門セット 2級対応 10本セット
- フランキンセンス、スイートオレンジ、ゼラニウム、ティートリー、ペパーミント、ユーカリ、ラベンダー、レモン、ローズマリー 各1.2㎖
- ローズ(アブソリュート)0.2㎖
- ムエット、スポイト付。
こちらも1.2㎖のセットで、0.2㎖はローズ(アブソリュート)。
いろいろな種類を試してみたい!という方にはぴったり。
高価な精油や基本の精油がセットになっているので、アロマスプレー作りやアロマクラフト作りにもおすすめのセットです。
ムエットという細長い試行紙に2、3種類の精油を垂らし、ブレンドした香りがどんな香りになるか、確認ができます。
【検定セットのポイント】
- それぞれの検定用セットは、10種類の精油が入っている。
- スポイトで吸引する口が広い瓶、他の精油を使うときはスポイトを洗う必要がある。
検定については、アロマテラピー検定2級1級が毎年5月と11月に開催されています。
公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ) が実施していて、最近はインターネット受験で自宅のパソコンなどから受験できます。
興味のある方はアロマテラピー検定2級1級とは?で内容をくわしくチェックしましょう。
要チェック!小さいスポイトの洗い方
1つの精油を吸引したあとは、精油が少しスポイトに残ります。
そのままだと、次に使う精油瓶に混ざり、成分が変化してしまうので、無水エタノールを吸引させてスポイトの中を洗いましょう。
何度か無水エタノールを吸引させたあと、先のほうを水洗いし、水分を拭きとります。
また別にスポイトを何本か準備したり、香りの強い精油のスポイトを決めるなどして使い分けましょう。
【参考】
- 精油瓶(ドロップタイプ)の精油は1滴が約0.05㎖
- スポイトで吸引するときの精油は1滴が約0.025㎖
スポイトで精油を垂らす場合は1滴の精油量が少なくなるので、注意しましょう。
※精油瓶から直接落ちるドロップタイプの多くは0.05㎖ですが、フロリハナ(1滴0.03㎖)などブランドによって異なるので、外箱や添付の説明書を確認しましょう。
無水エタノール
精油を溶かすのに必要な無水エタノール。
最近はドラッグストアでも品薄になっている場合があります。
アロマスプレー作りには欠かせないので、チェックしておきましょう。
購入するときは、無水エタノール(エチルアルコール)であることをしっかりと確認しましょう。
また、精油や無水エタノールは引火性があるので、火気の近くで使用しないでください。
精製水(水道水や飲料水でもOK)
アロマルームスプレーならば、水道水や飲料用の水でも大丈夫です。
フェイス・ボディスプレーなら、精製水を使うとよいでしょう。
よりリッチなアロマスプレーにしたいときは、フローラルウォーター・ハイドロゾル(芳香蒸留水)と言われる、精油を抽出するときにできる芳香水を使用するのもよいです。
【ポイント】
手作りのアロマスプレーは保存料を使用しないので、約2週間を目安に使い切る。
耐熱性のガラスビーカー
耐熱のガラスビーカーがおすすめです。
というのは例えばアロマクリームなどを作りたいときはミツロウをビーカーに入れて溶かすので、耐熱性が望ましいというわけです。
30~50㎖サイズが便利、2種類ほどあれば今後もクラフト作りで役にたちます。
しかし、アロマスプレー作りでは1つあれば十分。
また、アロマスプレー作りは加熱する工程がないので、プラスチック製のビーカーでも大丈夫です。
かくはん棒(耐熱のガラス棒)
かくはん棒は、できれば耐熱のガラス棒がよいですが、割りばしでも大丈夫。
この先アロマクラフトや手作りコスメに挑戦したい方は、今そろえておくと便利です。
遮光性スプレー容器
なぜ、遮光性がよいのか?
それは精油は紫外線によって、成分が変化してしまうからです。
精油も遮光性のビンに入って販売されていますね。
また、手作りものもは紫外線の影響を受けやすいので、色のついた遮光性容器をおすすめします。
また、精油成分のリモネンなどは、プラスチックを溶かす力があることで知られています。
精油だけをスプレー容器に入れるわけではありませんが、できればガラス製を準備するといいですね。
そして、安価な容器は避けたほうがよいでしょう。
まとめ&希釈濃度のこと
初心者でも簡単にアロマスプレーが作れるように、作り方と必要な道具と材料を紹介しました。
注意事項もよく確認しておきましょう。
精油に興味があるけどよくわからないという方は、アロマスプレーを作るまえにアロマテラピーについても読んでみましょう。
わかりやすい解説と注意点を記載してあります。
また、アロマスプレー作りはかくはん棒の代わりに竹ぐしや割りばしなど、混ぜられるものを使用しても問題ないですよ。
しかし、目盛りつきビーカーの代わりになるメジャーカップは料理用とは別のものを用意しましょう。
アロマスプレーだけでなく、化粧水・クリーム・トリートメントオイル・リップクリームなど、いろいろ作りたいという方は、最初に必要なものをそろえておくと、次に作るときに取りかかりやすいです。
また、玄関や寝室、リビングなど場所に合わせて、精油を替えて作ってみるのもおもしろいですよ。
あなただけのオリジナルアロマスプレーで癒されてくださいね。
どんな香りにしようか、作るのが楽しみですね!
参考:希釈濃度と精油の滴数
アロマスプレーのほか、アロマクラフト作りの参考にしてくださいね。
【 精油の濃度と精油の必要な滴数 】
濃度 0.5% | 濃度 1.0% | |
基材の量 10㎖ | 精油 1滴 | 精油 2滴 |
20㎖ | 2滴 | 4滴 |
30㎖ | 3滴 | 6滴 |
50㎖ | 5滴 | 10滴 |
【 希釈濃度の目安 】
フェイス用は 0.1~0.5% 以下
ボディ用は 1.0% 以下
肌につけるアロマクラフト作りには、敏感肌の方は目安より低い濃度で始めましょう。
【濃度と精油の滴数】
基材の量×濃度÷精油1滴の量=精油の必要滴数
たとえば 50㎖×0.01÷0.05=10滴。
(無水エタノール50㎖、希釈濃度1%、精油1滴の量0.05㎖の場合、精油の必要な滴数は10滴)
希釈濃度を確認したいときは、計算式に当てはめて、必要な精油の滴数を出します。
精油をたらすときは、振って出さないように、慎重に一滴ずつ落ちるのを待ちます。
必要なものをそろえ、心の準備もできたら、実際にアロマスプレーを作ってみましょう♪
うーん、手作りはもう少しあとで、という人はまずは市販の天然アロマスプレーを使ってみてもいいですね。
【 天然アロマスプレーを使ってみる】
■インセントオンラインショップ
アロマスプレー レモングラス 天然精油そのままの香り
150㎖ 価格:1,221円(税込)
レモングラスはレモンによく似た香りのする細長い葉のこと。
エタノールの代わりに「特殊還元水」を使用。
電気分解・生成された還元水で、高いマイナスイオン濃度、消臭効果、抗菌効果、防錆効果、防カビ効果、防腐効果、帯電防止効果、再付着防止効果などの性能がある。