
バラはいつの時代も女性があこがれる華やかで美しい花、そして愛の象徴とも言われます。
そんな華麗なバラの花から採れたローズ精油の香りはどんな感じでしょうか?
華やかで心をくすぐる上品な甘い香り。
精油は芳香成分が高濃度に含まれているので、ローズ精油そのままを嗅げばもちろん生きたバラの花より強い香りです。
今回はローズアブソリュートとローズオットーの2つのローズ精油についてみていきます。
2種類の精油を比較をしながら、ローズアブソリュートとローズオットーの効能や禁忌、おすすめのブレンドレシピなどを紹介します。
ローズの香りや香水は女性の魅力アップや女性ホルモンに関係するの?
人を惹きつける香り?
男性はローズの香りが好き?
などのような疑問にも答えていきます。
では、AEAJ認定アロマテラピーインストラクターのRiyuと一緒にみていきましょう。

ローズの香りは女性の魅力をアップする?

まずは結論から言うと、ローズの香りで女性の魅力はアップします。
古代から美容や健康によいと活用され、クレオパトラがローズの花や香りを好んだことは有名な話。
ローズ精油の香りを嗅ぐと、ストレスの緩和や肌を整える美肌作用があると言われています。
AEAJ日本アロマ環境協会はローズ精油の香りをまとうことで、心身や見た目、肌の変化があるかどうかという実験を行いました。(対象は女子大生28名、35日間、精油または精製水のいずれかを垂らしたシールを毎日襟元に付ける芳香浴)
第三者から見て被験者の顔の印象が良くなった、また被験者本人の実感として肌のうるおいやハリがアップしたという結果が報告されています。
ローズ精油の香りをまとった生活を続けると、心身にどのような変化が現れるのかを検証する実験を行いました。
実験の結果、水をつけて過ごしたグループでは、第三者による顔印象の評価について実験前後に差が見られなかったのに対し、ローズオットー精油をまとって過ごしたグループについては実験後が良いと答えた割合が高くなりました。
AEAJ日本アロマ環境協会
また、ローズオットー精油をまとって過ごしたグループは、被験者本人の実感としての肌の潤い、ハリもアップしました
ローズオットー精油の香りが緊張感をほぐし、表情がイキイキして顔の印象がよくなるのですね!
たとえば女性が魅力的に見えるというのは、外面では笑顔である、肌や髪のツヤがよい、姿勢やスタイルがよい、その人に合ったファッションを楽しんでいるなど。
また、セクシーな雰囲気があることも女性の魅力のひとつでしょう。
内面に関してはイキイキとしている、ポジティブである、自信がある、心の余裕がある、上品である、優しく思いやりがあるなどetc。
完璧な人などいないのですから、まずはどれかひとつを意識したいですね。
生きたバラの花がそばに無くてもローズの香りを身にまとうことはできます。
向上心を持ちながら自分を磨きつつ、ローズの香りを味方につけて魅力的な人をめざしていきましょう♪
また、参考までに。
精油の美容効果を明らかにする実験では、ローズ精油、ラベンダー精油、カモミール・ローマン精油に真皮層の線維芽細胞のコラーゲン合成促進作用が有意に認められたと報告されています。
精油の力で美肌アップもしたいですね~。
コディナ パーフェクトローズローション ダマスクローズ×アロエベラ Wの保水効果!
ローズの香りと女性ホルモンの関係

ローズ精油で女性の魅力がアップすることが実験結果でわかりました。
その女性の魅力がアップすることに、実は女性ホルモンが大きく関係しているのです。
女性ホルモンの分泌は一生を通して増減があり、また月経の周期によっても変化し、私たちの心と体に影響をあたえています。
<エストロゲン(卵胞ホルモン)の役割>
- 女性らしい体つきを作る。
- 子宮内膜を厚くする。
- 肌や髪のうるおいを保つ。
- 自律神経の安定。
<プロゲステロン(黄体ホルモン)の役割>
- 子宮内膜を柔らかくし、妊娠を維持する。
- 体温の上昇。
- 食欲増進。
- 水分や栄養素を貯める。
女性ホルモンは10代から急激に増え、20〜30代で最もピークを迎え、40代後半からは急激に減少していきます。
そして、この45歳〜55歳の間に女性の多くは閉経を迎え、いわゆる更年期には心と体の不調に悩まされる人が増えてきますね。
そこで、注目したいのが、ローズオットー精油とゼラニウム精油。
こちらも実験結果からですが、ローズオットー精油とゼラニウム精油の香りを嗅いだときに唾液中の女性ホルモンの数値が有意に増加したことが報告されているのです。
ローズオットーやゼラニウムの香りを嗅ぐことで、リラックスしたり晴れやかな気持ちになるので、更年期の心と体の悩みに役立てていけたらいいですね。
そして、女性はいつまでも若く美しくいたいと願うもの。
女性らしさを忘れているなあと感じたら、ローズやゼラニウムの香りがあることを思い出してみてください。
ローズ精油は人を惹きつける香り?男性はローズの香りが好き?

ローズアブソリュートとローズオットーの作用として知られるのはどちらも多幸感があり、催淫作用があることです。
昔から愛の象徴として扱われてきたバラは、その見かけの美しさと合わせて、香りによっても二人をつなぐ花なのです。
また、ローズの香りで気持ちがやすらぎ、表情もイキイキと明るい笑顔になるのは女性男性関わらず、人を惹きつけるポイントですね。
人からの好感度を上げたいときは積極的にローズの香りを身にまとってみるのもよいでしょう。
自分自身がまずハッピーな気持ちでいれば、自然と周囲の人にも明るい気持ちが伝染します。
では、男性はこのローズの香りを好むのでしょうか?
SNS(Twitter)で、男性対象にバラの香りが好きか否かというアンケートをしました。
バラの香りに対するアンケート結果
考察
意外とバラの香りに対して良い印象を持っていることがわかりました。
一般的には男性はそれほどローズの香りは好きではないとされています。
Twitter上でのアンケートの得票数は68票ですが、ここでは後日の有効数2票を加算し最終得票数は70票で計算しました。
バラの香りが「好き」という回答は最終結果39人/70人・55.7%と半数以上で、好きだという回答が上回りました。
しかし、一方で「あまり好きではない、興味ない・バラの香りがわからない」というネガティブな回答が、最終結果31人/70人・44.3%と約半数近くまで来ました。
イメージアンケートですが、70人中55.7%の男性がバラの香りに好感を持っていたり、好きだということがはっきりしています。
このことから推測されるのは、(ローズの香りを好む男性だと仮定した場合)女性がローズ系の香りを身にまとうことで、自分が意識している男性に対してより近い関係を築けるのではないかということです。
女性もローズの香りを好む場合になりますが、より香りを意識するとお互いの気分が盛り上がるかもしれませんね。
ただ、男女関わらずですが、ローズ系の香りが好きでない人もいます。
その理由の一つとして考えられるのは、強めの合成香料や香水・フレグランスによる影響(香害)もあるのかもしれないということです。
強すぎる香りは、どんなものであれ気分が悪くなるのです。
また、現実に芳香の強い本物のバラの香りを嗅ぐ機会はきっとそれほど多くないこともあげられますね。
もし機会があれば、本物のバラの香りやローズ精油の香りを薄めたもの、ローズのブレンド精油などを嗅いでみるとよいです。
そして、今回のイメージアンケートに関しては、芳香の強いバラまたはローズ精油を目の前に置いてみて、実際の香りを嗅ぐというアンケートだと、より根拠の強い結果が出たかと思います。
そんな実験ができればさらに興味深い内容になることでしょう。
嗅覚を刺激することは脳の刺激になります。
そして、香りに関心が高く、ローズの香りが好きな女性はすでに身にまとっているかもしれません。
(女性の方へこっそりと。。)もしあなたがローズの香りが好きならば、バラの香りに好印象を持っている男性は確実にいますので、ローズ精油を味方につけて好感度アップをめざしていきましょう!
ローズ系の香水はさりげなく、足元太ももなどに数プッシュまとうことがポイント。

自分の好きな香りを見つける楽しみ
香りの好みは人それぞれ。
先ほどのイメージアンケートでバラの香りが好きじゃないと答えた人も一定数いますが、いて当然です。
精油でも香水でもいくらいい香りだとおすすめされたとしても、自分の好きな香りでなければ気分は上がりません。
また、香りはその人の個性に魅力をプラスするともに、その人のアイデンティティの重要な要素にもなり得ます。
日本は香水文化の後進国と言われています。
ヨーロッパの気候とは異なり湿度が高いことやわりあい体臭がうすく、人との調和を大切にする文化であることが影響しています。
また、日本独自の繊細な香りの文化があることも香水の香りが強く感じる原因かもしれません。
今、天然精油でブレンドされたアロマ香水に注目が集まっています。
自分で精油をブレンドしてアロマ香水を作ることもできますし、天然精油にこだわったアロマ香水をつくるクラフトメーカーも存在します。
ローズの香りは気分を明るくさせ、魅力をアップする有用性があります。
ですが、ローズの香りに限らず自分の好きな香りや香水を見つけ、身にまとうことは新しい自分に出会うことになるでしょう。
「あ、これ好き、いいな!」ピンとくる香りを探してみませんか。
ローズアブソリュートとローズオットーの違いとは?

ローズアブソリュートとは?
キャベジローズ(Rosa cemtifolia ロサ ケンティフォリア)とダマスクローズ(Rosa damascena ロサ ダマスケナ)からできる2種類のローズアブソリュートがあります。
キャベジローズは花びらがとても多く、幾重にもかさなったカップ状をしているため、キャベジローズ(キャベツのようなバラ)という名前があり、またハンドレッドペタルドローズ(100枚の花びらのバラ)とも言われます。
そして、ローズアブソリュートはキャベジローズまたはダマスクスローズの花びらをヘキサンなどの揮発性有機溶剤を使って、アブソリュートと呼ばれる(精油)を抽出します。
ベンゾインはレジノイド、そしてジャスミン、バニラなども同じ抽出法のためアブソリュートと言われます。
抽出されたローズアブソリュートはほんのわずかに溶剤が残るので、肌に塗布して使うアロマトリートメントよりも、ディフューザーなどの芳香浴で香りを楽しむほうがよいでしょう。
ローズアブソリュートの上品で優しい香りは気持ちをリラックスさせ、自分に自信が持てるようになります。
ちなみに精油ラベルに書いてあるAbs.はアブソリュートの意味で、「ダマスクローズAbs.(モロッコ産)精油」のように表記されています。
また、有名な精油販売会社の多くがキャベジローズではなくダマスクローズのアブソリュートを扱っているのはちょっと驚きでした。(たとえば、フレーバーライフ、ニールズヤードレメディーズ、生活の木、フロリハナなど。)
古くから多くの香水に使われてきたキャベジローズ。
香水の都フランスのグラースでは、ローズ ドゥ メ(メ=5月)と呼ばれ、クリスチャンディオールの象徴として、いくつもの香水に調合されています。
ディオールの香水ミスディオール ブルーミングブーケ(オードゥトワレ)は特にフランス産のキャベジローズの花が使用されていますよ。
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ローズアブソリュートの香りと成分
香りの印象:ローズオットーよりも優しい印象。
華やかで甘いローズそのものの香りで、品が良い。
香りが強めなので、ほんの少し1~2滴のローズアブソリュートで気分が高揚する。
香りの主な成分:フェニルエチルアルコール50%以上、シトロネロール、リナロール、ゲラニオール、ネロールなど。
ローズアブソリュートの特徴成分は微量成分のローズオキサイド。
ローズオットーとは?
ローズオットー精油はダマスクローズを水蒸気蒸留法で抽出したローズ精油のこと。
600種以上の香り成分からなるローズオットー精油は化学構造がわかっているのが約95%。
残りの香り成分は未解明のため、合成香料で全く同じ香りを再現することは難しいと言われています。
また、ローズオットー精油は低温になると固まる性質がありますが、精油瓶を手のひらで温めると元に戻るので安心してください。
原料となるダマスクローズ(ロサ ダマスケナ)は「香りの女王」と呼ばれるほど芳香が強く、古代ギリシャ時代の記述にもみられます。
ダマスクローズもブルガリアやトルコ、イラン、フランスで香料用に大規模に栽培されていますが、大量の花から採れるローズオットー精油は少なく、とても高価な精油。
しかし、見逃せない大事なポイントは、ローズオットーはさまざまなお肌のスキンケアにとても優れているということ。
特にお肌のハリやうるおいを取り戻すアンチエイジングによいとされます。
AEAJでは、ローズオットー精油の美肌作用を調べる実験を行い、紫外線による細胞ダメージを和らげる働きや、肌弾力を高める働き(コラーゲン合成促進)、メラニン産生抑制作用などが認められました。
AEAJ 日本アロマ環境協会
ローズオットー精油が数々の化粧水などに使用されるのは単に香りがよいだけでなく、上記のようなエビデンスに基づいているのですね。
バラそのものに近い天然精油の香りを楽しんだり、ローズオットー精油を取り入れた化粧水などスキンケアクラフトを作るのもよいです。
そして、精油を選ぶときは信頼できる精油専門会社をチェックしてみましょう。
精油専門のネットショップはフレーバーライフもおすすめのひとつ!
ローズオットー精油が加えられた華やかなハンドクリームは、シンプルですが優雅な気分のアロマテラピーが楽しめます♪
アロマテラピーのある暮らしを【フレーバーライフ】
また、香水ではダマスクスローズがふわりと香り、柑橘のベルガモットが元気をくれるクロエのローズ ド クロエ(オードゥトワレ)がおすすめです。
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香りの印象:精油の女王と呼ばれる気品ある華やかな香り。
ローズアブソリュートより青みのある甘さが特徴。
香りが強く、ほんの少し1~2滴のローズ精油で気分が高揚する。
香りの主な成分:フェニルエチルアルコール50%以上、シトロネロール、リナロール、ゲラニオール、ネロールなど。
ローズオットーの特徴成分は微量成分のローズオキサイドです。
フレーバーライフではローズオットーが入ったブレンド精油やアロマ商品が購入できますよ。

ローズ精油はなぜ高いのか?
ローズ精油の原料であるバラの産地はヨーロッパのブルガリア、フランス、そして中東のトルコ、イラン、エジプトなど。
特にブルガリアンローズというブルガリア産のローズ精油は品質が良いことで有名です。
ブルガリアにある通称「バラの谷」では、5月半ばの開花時期、朝露残る早朝に花の摘み取り作業を開始。
太陽の光で温められて香りがとんでしまわないうちに、大量のバラの花が急いで摘み取られ、すぐに精油工場に運ばれます。
そして、貴重なローズ精油は大切に扱われ、国立ブルガリアローズ研究所で品質の分析、ブルガリアンローズとしての認定を受けるのです。
ローズアブソリュートとローズオットー。
なんと1kgのローズ精油を採取するためには約3トンの花びらが必要なのです。
芳香ゆたかな新鮮なバラの花から採れる精油は希少価値があり、とても高価。
しかし、ローズ精油は1滴(0.05㎖)でも作用が強いので、1㎖~5㎖の量を購入したとしても、十分にそのパワーを得ることができます。
また、ローズ精油をホホバオイルなどの植物油に希釈したアロマブレンドやローズウォーターを利用したスキンケア製品などは、手ごろな価格になっているので嬉しいですね。
しかし、ローズ精油が高価な為に、中には偽和(よく似た香りの精油で薄めたり、植物油を混ぜたりすること)されたニセモノが販売されることもあります。
成分分析などを公開していたり、オーガニックにこだわっているなど信用できるショップから、きちんと見極めて購入することが大切です。
ローズアブソリュート・ローズオットーの効果効能

ローズアブソリュートとローズオットーは精油の抽出方法や芳香成分、香りの印象が異なります。
しかし、精油の作用・効果効能はほとんど同じだとされています。
心への効能
■多幸感
自分に自信が持てないとき、女性らしさを引き出したいときに。
■鎮静作用
情緒不安定なとき、気持ちを落ち着かせ、乗りこえていくパワーをあたえる。
■抗うつ作用
心配ごとや不安な気持ちをやわらげ、立ち上がる気持ちを思い出させる。
■催淫作用
気持ちをリラックスさせ、性欲を高める。
(ローズアブソリュートのほうが催淫作用が強いと言われる)
体への効能
■収れん・皮膚軟化作用
皮膚の組織を引きしめる。肌に弾力とうるおいを持たせる。
■瘢痕形成作用
シミ、くすみ、肌荒れなど、どの年代のスキンケアにもよい。
■通経・ホルモン調整作用
PMS(月経前緊張症)や更年期の情緒不安定なときに。ホルモンバランスを整える。

ローズアブソリュートとローズオットーの禁忌と注意点
ローズアブソリュート、ローズオットーともに通経作用、ホルモン調整作用があるので、妊娠中は控えましょう。
また、アブソリュート(Abs.)は揮発性有機溶剤抽出法で抽出された精油。
ディフューザーなどの芳香浴で、ローズアブソリュートの香りを楽しむのがおすすめ。
ローズアブソリュートとホホバ油などの植物油を混ぜたアロマトリートメントをするときは、パッチテストをして様子をみましょう。
ローズアブソリュートの禁忌と注意点
- 妊娠中は使用を控える。
- ローズアブソリュートはわずかに有機溶剤(石油エーテルやヘキサン)が残るので、スキンケアに利用するより芳香浴がおすすめ。
- 作用が強いので、少量を使用する。(30㎖の基材・植物油に対して、精油1~2滴ほど)
ローズオットーの禁忌と注意点
- 妊娠中は使用を控える。
- 粘度が高く、低温で固まりやすい。→手で精油瓶を温める。
- 作用が強いので、少量を使用する。(30㎖の基材・植物油に対して、精油1~2滴ほど)
※ローズオットーはスキンケア、芳香浴、どちらもOK。
手作りアロマ香水・ローズブレンドの作り方

アロマ香水は自分で簡単に手作りできます♪
今回はローズがメインになるようにブレンド、濃度は10%です。
多幸感にあふれ、官能的な雰囲気を作りたいときはローズ精油がおすすめ。
基本のローズブレンド例
- ベルガモット or オレンジスイート
- ローズアブソリュート(ローズオットー)or ゼラニウム
- パチュリ or サンダルウッド精油
アロマ検定用セットの精油を使ってみたり、他の好きな精油に替えてみたりして自分だけのオリジナルアロマ香水を考えてみるのもGood!
【アロマ香水の作り方 ローズブレンド(約10㎖)】
<材料>
- ベルガモットFCF精油 4滴
- グレープフルーツ精油 3滴
- ゼラニウム精油 3滴
- ラベンダー精油 2滴
- ローズアブソリュート 2滴
- パチュリ精油 2滴
- ブラックペッパー精油 2滴
- フランキンセンス精油 2滴 計20滴
- 無水エタノール 10㎖
- 遮光性プラスチック容器
- ビーカー、ガラス棒(竹串でも可)、ラベルシール
<作り方>
①ビーカーに無水エタノール10㎖を入れ、精油を合計20滴入れる。(それぞれ慎重に)
②かくはん棒でよく混ぜ、遮光性プラスチック容器に移す。
③ラベルに作成日、精油名など記入して貼る。(例:ローズブレンド、詳細な精油名は別にメモしておく)
※希釈濃度10%のアロマ香水です。顔には吹きかけないでください。
※使用期限は約3~6ヶ月。作成後1週間おいて、エタノールのアルコール臭を落ち着かせる。
今回はローズブレンドでアロマ香水を手作りする方法を紹介しました。
自分でブレンドしなくても、すでにブレンドされた精油も販売されているので、ローズブレンドをすぐに使いたいときにはそちらもおすすめですよ。

ローズアブソリュートとローズオットーのプロフィール

ローズアブソリュートとローズオットーの違いを比較
精油名 | Rose Abs. ローズアブソリュート | Roes otto ローズオットー |
学名 | Rosa centifolia, Rosa damascena | Rosa damascena |
原料植物 | キャベジローズ、ダマスクローズ | ダマスクローズ |
主な産地 | ブルガリア、トルコ、モロッコ、 フランス | ブルガリア、トルコ、モロッコ、イラン、 フランス |
抽出部位 | 花 | 花 |
抽出方法 | 揮発性有機溶剤抽出法 | 水蒸気蒸留法 |
主要な成分 | フェニルエチルアルコール60~70% | シトロネロール40~60% |
精油の色 | 茶褐色 | 薄い黄色 |
精油の粘性 | ローズオットーのような粘性は無い。 | 粘性あり。低温で固まりやすい。 |
香りのノートと印象 | ミドル~ベース 上品で華やか。 バラらしいフローラル感。 | ミドル~ベース 濃く華やかな甘さ。 青みのあるフローラル感。 |
おすすめの使用法 | おもに芳香浴 | 芳香浴とスキンケア |
精油の価格(例) | 2~3㎖:4,000~6,500円 | 2~3㎖:15,000~20,000円 |
注意事項 | 妊娠中は使用を控える。 香りや作用が強い。 | 妊娠中は使用を控える。 香りや作用が強い。 |
ローズ精油のまとめ
バラの花は女性にとっては永遠の憧れではないでしょうか。
特に女性がバラの花に惹かれるのは、本能によるものかとさえ思います。
そして、ローズ精油は華やかで甘く上品な香り。
女性の魅力をアップしたり女性ホルモンに影響し、心理的にもスキンケアにもとても優れた作用がありますね。
手作りアロマ香水でもローズの香水でも「あ、いいなあ!」とあなたが思えるような心を癒す香りを見つけてみましょう。
そして、落ち込んだときはローズの香りが味方になってくれることを忘れずに。。
フレーバーライフではローズオットーが入ったブレンド精油やアロマ商品が購入できます。
